2020/01/15 15:55
今日はRoom 247の話をします!!!
これはキューブリック監督の映画「シャイニング」に登場する237号室から着想を得ています。
僕の本名が仁科(ニシナ)なので、237→247(ニシナ)ですね
ただの当て字ですね笑
シャイニング大好きすぎて曲にしました。
シャイニングのあらすじを簡単に言うと
小説家志望のジャックは職を求め、冬季の間閉鎖されるホテルの管理人になりました。
(ここの小説家志望と言うところが大ポイントです。)
このホテルへ妻のウェンディと息子のダニーを引き連れて、ホテルが閉鎖されてる期間そこで家族と共に生活をします。
息子のダニーには予知能力のような不思議な力があるようで、この場所で起こる様々な怪奇現象を目撃します。
この力を「シャイニング」と呼ぶようです。
ジャックは管理人としてホテルを管理しながらも本職である小説を執筆します。
そしてホテルが持つ特有の空気感に呑まれていき、精神が壊れ始めます。
次第に狂気は増し、妻と息子にまで手をかけるようになります…
呪われたホテルで巻き起こる超常現象をテーマとしたホラー映画です。
この映画実に秀逸で、キューブリックが色々なカラクリを仕掛けています。
まず、大事なポイントは主人公であるジャックが小説家志望という所です。
ジャックは自分が作り上げた世界にだんだんと吸い込まれていきます。
直接的にそうなったわけではないですが、そう読み取れるようなシーンがいくつかありました。
そして、この映画で度々出てくる鏡も大事なポイントになります。
この世にいないはずの人間が登場するシーンがあります。このシーンでは鏡が映像の中に印象的に登場します。
鏡の中の世界へ移動したと考えられます。
鏡の中の世界を、ジャックが作り出した世界と解釈できます。
つまり、小説家志望のジャックは自身が作り出した世界へ迷い込み、鏡がその世界へ繋がる扉であるという事です。
ジャックは次第にその世界の狂気に呑み込まれていき、ついにはそのホテルの"一部"になってしまいます。
小説家志望のジャックは、作品のネタのために自ら進んで危険が伴うホテルの管理人になりました。
結果としては狂ってしまいます。
作品のネタのために"欲しがって"しまうのは作家の性ではないでしょうか。
監督であるキューブリックもとても狂気的です。
一個のシーンに2日もかけたそうです。
演者は気が狂いそうになったらしいです。
そういったエピソードがあり、作り手の青春映画のように僕は感じました。
内容はホラー・バイオレンスの要素てんこ盛りですが、僕には「創作」をテーマにした素敵な映画に写りました。
特に「鏡」が異世界への入り口であることがとても素敵で、僕自身異世界の住人として生きていきたいなと思いました。
そこで、「TRUE(真実)」の文字を鏡文字にしたタトゥーを左胸に掘りました。
これで僕も鏡の世界の住人です。
単なるファンタジーに憧れた話ではなく、異世界(普遍的な現実世界と乖離した場所)に進んでいくぞ!人とは違う生き方するぞ!という覚悟です。
鏡の住人に一応ですが、なることができました。
さあ、何をどうしよう。
僕の本業は音楽です。なにが本業でなにが副業なのかは実にどうでもいい事ですが、生きていると自分を何かに括らないといけない場面に何度も出くわします。
なので、自分の分野をなにかに種類分けしなきゃいけないとしたら"今"は音楽になるという意味です。
音楽は昔からずっと大好きで一生付き合っていくものであり、狂おしいほど愛していますが、何かメッセージを伝える"手段"の一つにすぎません。
僕がやりたいのは音楽ではないのです。
僕がやりたいのは「アート」です。と言ったらめちゃめちゃ気取った印象を与えますが、なにか大事なメッセージをモノに宿していく、そういった作業を僕が作った「247th Century」の名の下にやっていきたいと思っています。
芸術が芸術として生活に根付いている生物は、地球上にいる全ての動物の中でも我々人間だけです。
与えられた特権を存分に楽しまないのは損でしょう。
芸術と向き合う事で我々の人生は確実に豊かになります。あなたは救われます。
(おっと、宗教ぽくなってきたぞ)
僕もまだまだ勉強中の身ですが、音楽という容れ物を使えば少しは発信できるようです。
これからその器をより大きく頑丈な物にして、多くの人を救える受け皿を作っていけるよう努力していきます。
僕と一緒に鏡の世界へ行きませんか?
聴いてください!Room 247!!